一分一秒真剣勝負!

Ruby, Railsなど。Web系の技術ネタを充実させたい・・が、そうなるかは分からない。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する


 梅田さんのウェブ進化論を読んだ後に佐々木さんのグーグル―Google 既存のビジネスを破壊するを読んだわけですが、まず思ったのが「なんて読みやすいんだ!」という事。僕は本を読むのは基本的に通勤時間中のみで、最近は職場が近い為か読書のペースがかなり遅いのですが、本書は今年に入ってから最速の2日間(僕の場合、文庫本だと読み終わるまで平均5日間はかかる)という短期間で読み終わってしまいました。Google AdSenceを使ったビジネスの具体的な事例に関して記述されている部分の読みやすさが大きかったですね。
 ウェブ進化論に比べるとGoogleのダークサイド面について触れている部分が多いけれど、全体を通してみるとGoogleを使うメリットの部分が強調されています。そのダークサイド面のひとつとして上げられているGoogle八分に関してですが、具体的に「どのサイトがGoogle八分にされているか」までは知らなかったので、Google八分にされるまでの経緯が分かってよかったです。まさか悪徳商法?マニアックスGoogle八分にされていたとは。試しに悪徳商法?マニアックスでぐぐってみると、確かに出てこないですね。あら、Google八分対策ページなんて作ってる。なるほど。こうすればいいのか。
 梅田さんはウェブ進化論を書くときにGoogleを使ったことがない人でも理解できる事を意識して書いたようですが、ウェブ進化論と本書を併読してみた僕の感想としては、ネットに詳しい人・IT業界全般で働いている人で特にエンジニアの人はウェブ進化論をまず読み、それ以外の人はグーグル―Google 既存のビジネスを破壊するから読んでみるのがいいと思います。(ウェブ進化論が分かりにくいという意味では無いですよ。ウェブ進化論はIT業界で働く身としては非常に熱くなり、モチベーションがあがるのは確実な良書です。)