消費税増税は不要なのか?
森永卓郎さんって、経済学者なのにテレビで持論の経済話をすると、一斉に専門外の人たちから突っ込まれたりするよね。だからどうも彼の言うことは疑ってしまう傾向にあります。
まず、わたしの目を引いたのは、債務残高の伸びが鈍ってきたという事実である。債務残高の増加額を、前年度と比べてみると次のようになる。
2004年度 79兆円
2005年度 45兆円
2006年度 7兆円このように、ここ3年間で債務の伸びは急速に小さくなっていることが分かるだろう。実は、この債務の伸びの鈍化というのは、考えようによっては債務残高の額自体よりも重要なことなのである。
それはなぜか。借金が多少増えても、経済規模の拡大がそれを上回れば実質的な負担は減るからだ。
家庭の借金に例えてみれば分かるだろう。同じ 100万円の借金でも、年収 2000万円の人と年収 300万円の人とでは、その重みは大きく違ってくるはずだ。そして、借金の額が 100万円から 110万円に増えたとしても、収入が 300万円から 500万円になれば負担は減る。
つまり、借金の額自体を減らすことも大切だが、収入を増やすことで借金の重さを相対的に減らすこともまた意味があることなのだ。だから、政府による財政再建の当面の目標は、債務の残高を減らすことではなく、債務の GDP比率を下げることとされていたのである。債務の GDP比率が下がるということは、簡単に言えば、借金の伸びよりも収入の伸びが増えるということになる。
そうは言ってもですよ。今後10年20年で労働者人口は減って、年金受給者が一気に増えるわけだ。経済成長だってこのままだとマイナスになるのは目に見えている。そういう事実を考慮すると、現状だけでは「消費税の増税はやらなくてもおk」とは言えないんじゃないでしょうか。って、もっと説得力のあるデータを引用するなり、論理的に反論文書けばはてブられるんだろうけど、全く知識のない僕にはそれができません。。。うむむ勉強が足りん。このまま行ったら、1000万人単位の移民を受け入れないとGDPを維持するのすら難しい気がするんですが、どうなんでしょうね。