一分一秒真剣勝負!

Ruby, Railsなど。Web系の技術ネタを充実させたい・・が、そうなるかは分からない。

極端な効率化は罪なのだろうか

普通ならイラッとくること

 リリース手順書を作った時のこと。レビューの時、毎回毎回似たり寄ったりの説明を受けるPMがうんざりしてきて、「テンプレートを作ってそれを参照!とか書いちゃいましょう!」という要望があったので、当然僕はテンプレートを作成し、Tracに登録。今回はそのテンプレートを参照する旨を書き、あまり現場にいないチームリーダーにメールで送った。すると返信メールが・・・・

 極端な効率化は属人化を招きます。Kさん*1がいたチームは今までのようなやり方で良かったかもしれませんが、それはPMがIさんも*2だったからであって、本来この現場ではそうはいきません。シッカリとやりましょう。

 うーむ・・・そうなんだろうか。しかし最近リリース作業用ツールが出来たので、リリース対象のファイルをパラメータで指定してやれば自動的に反映してくれるのだ。なので、テンプレートが完成した今となっては、手順書と言ってもあまり書くことが無いのだ。そもそもPMから一般的な手順は書かなくていいと言われているのに。その点を突っ込んでみてもリーダーは駄目だと言い張る。そういえばPMが変わることが決定してから、やたら無駄なタスクを増やそうとしている気がする。何故か。
 業務系エンジニアなら分ると思うけど、ソフトウェア開発は人月の世界だ。人を増やしたいのだろう。しかし人を増やすには根拠がいる。稼働時間を増やせば、元請けの会社に「今のままだとプロジェクトが回らなくなりますよ」と人員増を提案できる・・・・まあ、気持ちは分らんでもない。人月で儲けてるのに、作業を効率化して早く帰られたんじゃあ儲からないからね。この業界から人月は無くならないのかしら。

コミュ力

 5年ぐらい前の僕であるなら、「だったらリリース手順書の自動生成ツールを作って効率化します!人力でリリース手順書を作る事の方が"属人化"じゃないですか!大体・・・・(ry」とか言って反論していたのだろうけど、今回はついカッとはならなかったな。当然そんな事で喧嘩しても、人間関係が悪くなったら元も子もないという事もあるのだけど、本当に「我慢」したという気にすらならなかった。なんでだろう?と考えた結果、「リーダーはかなりのコミュ力の持ち主で、人当たりのいい人」だからかも。という結論が出た。け僕は「非コミュ」な人間なので、コミュ力の高い人はリスペクトしているし、テレビなどで喋りが上手い人を見ると「いいなぁ・・・」と羨ましがる。当然口だけ上手い人は嫌いだが、リーダーは4つものチーム回しているし、仕事の出来る人間だ。正直、とっかえの利かない人材だと思う。つまり僕はリーダーに対して尊敬の念というか、そういうものを抱いていたわけだ。なるほど。

というわけで

 これからはリリース手順書の自動生成ツールを作って、あたかも人力で手順書を作成したように見せかけようと思う。あまり短時間で終わらせると怪しまれるので、空いた時間は勉強するなり、Tracの更新をして・・・・って、業務の効率化は極端と言われるほど求めても良いと思ってるからだよ!良いよね?ね?

*1:そろそろ現場を抜ける、このシステムに詳しい人

*2:悪く言えば適当。よく言えば効率的なタイプ。IさんそろそろPMを辞める。