プログラミングPHP 第2版 - 感想
必読部分は読み切った。
- 作者: Rasmus Lerdorf,Kevin Tatroe,Peter MacIntyre,高木正弘
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2007/10/23
- メディア: 大型本
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読んだ章について
1章〜6章がPHPの言語仕様部分。7,8,12,13章はDB周りとかウェブアプリを作る為のテクニックとか、セキュリティなどなど。総じて半端な内容でした。7章移行はフレームワークが内包しているような機能が多いので、フルスクラッチでコードを書くつもりが無い人や、他言語でウェブアプリの開発経験がある人は読まなくてもいいかもしれません。
読んでない章について
PDFやXMLやグラフィックスに関する部分と拡張モジュールの章ですが、これは実際必要になったらライブラリを選んでから使うだろうし、拡張モジュールもよっぽどトラフィックが無い限りは書かないだろうということで。
本書をお勧めしたい人
プログラミング未経験者や、ウェブアプリの開発が未経験の人には良書だと思います。他言語でウェブアプリの開発経験がある人で、CakePHPやsymfonyといったフレームワークを使う予定の人は6章以降は読まなくてもいい感じです。
悪かったところ
対象読者が「HTMLを理解している」としか書かれていないのに、言語仕様以外の章は内容が半端なところ。HTMLしか書けない人はキツいかもしれない。中盤以降は無くして、本書を読みきった人を対象にもう1冊出した方が良かったと思う。あと、関数一覧とphp.iniの解説は当然のようにあると思ってたのだが無かった。この2点に関してはせめてチートシートがあったら便利だと思う。
驚いたところ
FileIOに関する内容が「セキュリティ」の章で始めて出てきたところ。こんな後半にFileIOの処理が載ってる言語の技術書は始めて見た。ウェブアプリに特化しているPHPだけあって、重要視していないということでしょうか。
というわけで
不満点はあるものの、PHPという言語を学ぶには問題が無い1冊でした。最近Blog界隈でPHPはDISられてるけど、改めて調べてみるとシンプルですね。PHPよりもフレームワークを覚える方が時間がかかるかもしれない。というわけで次はsymfonyを使おうかってところなんですが、どれが定番の技術書なんだろ。Jobeetのチュートリアルは結構良く出来てるなと思うんですが、フレームワークの概念とMVCについては分かってるし、RoRに影響されて出来たフレームワークなので、チュートリアルよりも単純にリファレンスが欲しいんですよね。日本語のサイトだとこれってのが無かったので、英語を頑張って読むと疲れるし、日本語で書いてある書籍がいいんですよね。探してみるか。。