一分一秒真剣勝負!

Ruby, Railsなど。Web系の技術ネタを充実させたい・・が、そうなるかは分からない。

ブログを書かないベテランエンジニアのアウトプット先は

yyyank.blogspot.com

大体その通りだと思うけど、ここにもう一点追加するなら「登壇文化」の存在もあると思う。

ブログを書かないベテランエンジニア勢の中には、SNSや社内のSlackで軽めのアウトプットするだけでは満足しない人もいて、彼らがメインにしている情報発信の手段は登壇だったりする。

登壇による情報発信は、登壇者が情報発信力の高いメディア等を持っていなくても、登壇するイベントに知名度があれば多くの人に情報を拡散する事ができるし、ブログでは公開しておきたくない情報をイベントの場でだけ口頭で伝えたり、登壇者が所属している企業の採用に繋がったり、オーディエンスから即時にフィードバックを貰えたりなど多くのメリットがあるからだ。

ただ、当然だけどデメリットもある。登壇は時間と場所に制約があるし、イベントで登壇出来る人数・オーディエンスの人数にも限界がある。登壇内容を動画として記録してYouTubeで公開。という手段もあるけど、検索エンジンにヒットしにくいのか、結構いい内容であってもアクセスはあまり伸びず、登壇時に使用したスライドの方がView数が多いことが大半になっている。

一方でブログに記事を書くメリットもたくさんある。インターネットへのアクセスが可能であれば、いつでもどこでもアウトプットが可能で、時間や場所の制限が無い。一度公開した後でも更新が可能で、間違いを訂正することも簡単。また、登壇に比べるとハードルが上がってしまうかもしれないけど、コメント機能やこの記事みたいに、読者からフィードバックも得られる。

自分は、技術情報の発信先としてブログが全盛期を迎えていた時代が好きだった。なので、新型コロナウイルスパンデミックが世界に広がった時に、密かにブログ文化への揺り戻しを期待していたのだけど、現実は登壇イベントのオンライン開催が増え、オンラインになったが為に登壇イベントの良い部分が薄れてしまう。という半端な結果になっただけだった。これならブログに書いた方がいいんじゃないかと思うようになってしまい、コロナ前に比べて勉強会などへの参加率が下がってしまった。

というわけでブログ全盛期は良かったなという、老害ぽい話の展開になってしまったけど、結局ブログもSNSも登壇も情報を共有するための異なる手段であって、それぞれが相互に補完しあってうまく回ればいいなと思います。

あと、コロナ禍が長引く事で技術情報の新たな情報発信手段が生まれるかも。とちょっとしたワクワクはあったけど、zoomが普及したとかリモートワークを補助するサービスが増えたとかがメインで、技術情報の発信ツールとして新しいものは出てこなかったですね。今後に期待します。